『おうちでハーブ栽培をしよう!』と思い立ったら、プランターや土など植物を栽培する道具はすぐに調達できますが、『何を育てるか』って実は悩ましいところなんですΣ(=゜ω゜=;) マジ!?
育てやすいとか、観賞用だけなのか料理にも使えるものにしようか・・・
あれこれ考えていくうちに色々育ててみたいと思うようになりますが、『まとめて全部つくろう♪』とはいかないんですよね。
特にマンションなどでプランターでハーブを育てようと思った時、注意したいのが『寄せ植え』です。
寄せ植えを考えるうえで、の重要なポイントがあるので、今回はハーブのプランター栽培の寄せ植えについて解説していきたいと思います。
さまざまなタイプを例に、オススメの組み合わせ何かもご紹介したいと思います^^
プランターでハーブの寄せ植えを作りたい!
ハーブ1種類を1鉢に植えていたら、プランターがたくさんないとできませんよね(-。-;)
マンションの場合もちろん、一戸建てでもたくさんの鉢植えを置くスペースがあるとは限りませんからね。
そこで、1つの鉢に複数の植物を植える『寄せ植え』をすると、小さなスペースでも多くの種類を育てることができるのです!
ただ、冒頭で説明した通り、なんでもかんでもまとめて育てる、というわけにはいきません。
寄せ植えでハーブを育てたいという場合、まずハーブに関する基本的な知識を覚えておきましょう!
知識1:生育環境を知る
ハーブと一口に言っても、砂地のような場所で育つものから肥沃な土地でないと育たないものまで多種多様です。
寄せ植えをする際には、同じような環境で育つものでないとダメですよね?
どんな土で育つのか、水はけはどのくらいが適当なのかなど生育環境を知っておく必要がありますね。
知識2:組み合わせの極意を知る
ハーブによって、『虫が付きやすい/付きにくい』とか『匂いがする/しない』などの特徴があります。
これを考えると、良い組み合わせと良くない組み合わせが出てきます。
例えば、虫が好きな甘い香りがするハーブの周囲には、虫が嫌う匂いのハーブで防虫、みたいなことですね(笑)
知識3:根の伸び方と背の高さ
植物全般に言えることですが、『直根(ちょっこん)』と言って『ゴボウのように太い根っこが1本、真っすぐ下に伸びていくタイプ』と、『不定根(ふていこん)』といって『地中の茎から放射状に細い根が数多く伸びるタイプ』があります。
これも良い組み合わせと悪い組み合わせが出てきますので、どちらなのか知っておく必要があります^^
知識4:1年草と多年草
1年草というのは種から発芽し、秋には枯れ、越冬しない植物のことです。
多年草というのは、地下茎が生きていて越冬し、翌年も同じ株から芽が出る植物のことをいいます。
(このほかにも2年草というタイプもあるのですが、今回は置いといて・・・)
ハーブの寄せ植えをする場合は、多年草でも1年草と同じように扱い、『毎年植え替えることが鉄則』になってきますよ。
寄せ植えのコツとポイントを教えて!
では、コツとポイントをご紹介しますね。
先ほどもちょっと紹介しましたが、「直根タイプ」を育てる場合は特に、ある程度深さのあるプランターが必要です。
上級者ともなると、掘り出して根を切り落とたり株分けして植え直すなんてこともするのですが、切る場所を間違えると1発で死んでしまいますから、慣れたら挑戦してみてくださいね。
植える前にバランスをみる
購入したポット苗の状態で、プランターや鉢の中に仮置きしてみましょう。
その植物が上に伸びる(背が高くなる)のか、横に伸びる(ほふく系)なのか、すべての植物に陽光が当たるかを確認してみます。
この時、『葉の一部が鉢からはみ出る(垂れ下がる)ようにレイアウトする』と、上級者っぽく見えます(笑)
そうそう、サイズにもよりますが『1鉢に3種類』くらいがちょうど良いです。
あまりごちゃまぜにすると通勤ラッシュの車内みたいになってしまいます(笑)
余裕があれば色合いも考慮
これは、完全に『余裕があれば』の部分ですので、難しいなと思ったら読み飛ばしてください(笑)
生育中のハーブはほとんどが緑だと思いますが、「花」が咲きますよね。その開花した状態をイメージし、色とりどりの花になるようにセットすると、『ミニハーブ畑&ミニ花壇』にできちゃうのです。
ポット苗には、必ず開花した時の写真が使われているはずですから、それを頼りに花弁の色をレイアウトするのも素敵ですよ!
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オススメのハーブの組み合わせ
『組み合わせ』『相性』と言ってきましたが、実は・・・『ハーブにオススメの組み合わせは無い』のです。
え?って思いますよね。
でも、そうなのです。
ハーブの寄せ植えはおすすめできない?
巷でいわれている『ハーブの組み合わせ』とは、植物としてではなく、枝などを切り取ってフレッシュハーブやドライハーブとして組み合わせているから。
ハーブって繁殖力が強いものが多いので、交雑(こうざつ)と言って、『お互いが混ざって』しまったりするのです。
例えば『ペパーミント』と『スペアミント』を1鉢で植えると、
- 2つが混ざって、どっちつかずの雑草になってしまう
- 地下茎で増えるので、お互いを駆逐しあい弱ってしまう
といったことが起こります。
交雑してしまうと、完全に別の植物が誕生します(笑)
見た目も香りも変わりますし、料理に使おうにも固くなってしまったりということも起きます。
もはや雑草・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
でもやっぱりハーブは寄せ植えしたい、ですよね?
場所もないし、できたら一緒に植えておけば収穫の時楽だし・・・と言う声もあると思います。
1年だけで毎年植え替えていく、という条件でハーブの組み合わせのサンプルをいくつかお見せしますね。
おすすめのハーブの組み合わせ
洋風薬味セット
- イタリアンパセリ(なければ普通のパセリでもOK)
- チャイブ(洋風の小葱)
- バジル
ハーブティーセット
- ジャーマンカモミール(落ち着かせる効果)
- レモンバーム(レモンのスッキリとした香り)
- ラベンダー(リラックス効果)
サラダセット
- ルッコラ(ゴマのような香りがする)
- スイスチャード
- コリアンダー(タイ語ではパクチー、中国語では香菜(シャンツァイ))
最後に
『結局プランター栽培だと、ハーブの寄せ植えって出来ないのね』ってことですが、単年で行うとしても寄せ植えは節度を守ってやりましょうね。
ハーブを扱いなれていない方には、寄せ植えはちょっとハードルが高いかもしれません。
なぜなら、1鉢ずつ植えるよりもお世話に手間がかかるからです。
でも、インテリアとして置くなら絶対に寄せ植えの方が映えるし、ハーブだけでなく花や観葉植物などと寄せ植えするなら、また違った楽しみ方もできます。
寄せ植えの極意は『1つの鉢に植えてあること』のみ。
あまりたくさん詰め込まず、心配なら板などの仕切りをつけて育ててみたり、いくつかの鉢に分けて育ててみると良いですよ!