ムカデに刺されるとダメージは大きいですよね。
もちろん噛まれたことによるダメージもありますが、『ムカデ』という事もあって、焦るし精神的にもやられると思います。
以前に記事でさらっと触れていましたが、キャンプ場でも割と遭遇します。
私は刺されていませんが、一緒に行っていた友人が刺されて、痛いのもありますがあんなエゲツないやつに刺されたことで凹んでましたw
大きさは15cmくらいあったと思います。
痛そうだし、ショックうけてるし、ムカデに刺されるって、見ているだけでもテンション下がります( ̄Д ̄;;
刺されてしまったものはしょうがないので、さっさと対処したほうがいいんですが、間違った処置をしてしまうと余計ひどくなる場合もあります。
泣きっ面にハチにならないように、ムカデに刺された時の症状と対処法について絶対にやってはいけないことまで説明します!
ムカデについて
ムカデのの習性
実家も郊外の一戸建てだったので、ムカデには時々遭遇していました。
幸い室内ではなく庭でしたが、植木をどかすとたまに隠れています。
ムカデは暗い所や狭いところが好きなので、隙間に入り込んでいることが多いですね。
キャンプ場で遭遇した時も、テントに下に入り込んでいて、どかしたらいきなり出てきてウネウネしてました。
15cm位もあるビックサイズだし、なんて気持ち悪いやつなんだ・・・(-_-メ)
そしてムカデは正確にいうと『刺す』のではなく『噛む』んです ( ̄◇ ̄;)マジ
肉食でゴキブリやガなどなんでも食べてしまいます。
満腹だと動きは止まっているようですが、腹が減っていると動くものにはなんでも本能で飛びついてきます。
だから、そんな状態の時に遭遇したら、いきなり噛まれるかもしれません (*>▽<)o ギャー!
ムカデの時期
発生する時期は、5月~6月がもっとも多く、湿度が高い時です。
この時期は産卵することもあり、最も動きが活発になります。
代わりに真夏の7月~8月は暑さで動きは鈍くなっています。
その後9月~10月は、孵化したムカデが冬眠前で活発にエサを食べる時期です。
GW位からキャンプへ行き始めると思いますし、夏の終わりにも出かけることがあると思うので、特にこの時期は要注意ですね。
私の友人が刺されたのは、GWに伊豆の島に行ったときだったので、気候としてはドンぴしゃでした。
ムカデに刺された時の症状
何ともムカつく姿とムカつく攻撃を仕掛けてくるムカデですが、刺されてしまったらどうなるんでしょう。
次にムカデに刺された時(噛まれた時)の症状を説明します。
- 激しい痛み
- 炎症
- しびれ
- かゆみ
ムカデの毒は蜂と似ている成分の為、割と厄介です。
ムカデに何度も刺される確率は、蜂に何度も刺される確率より低いかもしれませんが、過去に刺されたことがあると『アナフィラキシーショック』を引き起こす可能性があります。
『アナフィラキシーショック』とは、聞いたことがあるかもしれませんが、アレルギー反応の事です。
一度刺されると抗体ができますが、2回目にもう一度刺されると抗体がアレルギー反応を起こす場合があります。
嘔吐や意識の低下などを引き起こすこともあり、最悪死に至ることも・・・
色々な意味であなどれないやつなので、ムカデに刺された時の対処法と絶対にやってはいけない事をお伝えします。
ムカデに刺された時の対処法
ムカデに刺されると激痛が走りますし、腫れもひどくなる場合もあるので、これをまず何とか抑え込みたい!
そのためにやることをまずお伝えします!
ムカデに刺された時の対処法
ムカデに刺されてしまった時、まず焦らず応急処置をしてください。
- 43度~45度のお湯で洗い流す
- 弱酸性ではない石鹸・洗剤等で洗い流す
- ステロイド系の軟膏を塗る
43度~45度のお湯で洗い流す
ムカデ自体の退治方法としても、熱湯をかけると良いと言われています。
熱に弱いんですね。
毒に関して言うと、ムカデの毒も類似の蜂の毒もタンパク質の為、熱湯で分解されていきます。
42度から失活すると言われているので、43度~45度くらいの熱いお湯をかけ続けると、解毒し洗い流す効果が期待できます。
40度以下だと、毒が活性化し余計にひどくなる場合があります。
逆に熱過ぎるとやけどしますので、熱くなりすぎないように注意してください。
お湯をためてやると冷めてしまいますので、シャワーなどで10分~20分程度は洗い流し続けて下さい。
ただ、赤ちゃんやお子さんが刺された場合、この水温だと難しいと思うので、無理にやらないでください。
弱酸性ではない石鹸・洗剤等で洗い流す
ムカデは刺された(噛まれた)場所だけではなく、足でも傷をつけられるのえ、そこも痛みやかゆみなどが広範囲で出てくる場合があります。
なので、熱湯で洗い流すとともに、弱酸性以外の石鹸類で洗い流すと、痛みや腫れを抑制する効果が期待できます。
ただ、弱酸性のシャンプー、石鹸類は、活性化させてしまうので逆効果です。
ステロイド系の軟膏を塗る
ムヒアルファEXなど、抗ヒスタミン含有ステロイド軟膏が痛みやかゆみ、腫れに効果的です。
私は、ブヨなどの虫刺されなどは、基本的にステロイドを塗って、かゆみや痛み、腫れなどは何とか押さえこんでいます。
次に、ムカデに刺された時に絶対にやってはいけない事を2つお伝えします。
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絶対やってはいけない事
ムカデに刺された時絶対にやってはいけないことが2つあります。
- 毒を口で吸いだす
- 指などで絞り出す
口で毒を吸い取るとか、絶対にしないでください。
あなたのお子さんや赤ちゃんがムカデに刺されたとなると、相当焦ると思います。
身体も小さいし、大人よりも毒の比率が高いですから、大事になってしまう気もします。
でも、口で直接吸い出そうとすれば、口の中に毒を入れることになります。
嘔吐や気道閉塞などの危険性もありますし、逆に患部から毒を浸透させてしまい悪化させてしまう可能性すらあります。
痛いし、口で吸うのがいけないなら、指などで押して絞り出そうと考えるかもしれませんね。
それも逆効果です。
ムカデの場合は刺したとき(噛んだとき)に毒を注入するわけではありません。
噛んだ場所だけではなく、無数の足で皮膚を傷つけ、毒を広範囲にばらまきます。
注入されているわけではないので、絞る意味はないですし、こすったりすると余計に広がる可能性があるので、絞ろうとはしないでください。
最後にはちゃんと病院へ行く
と言うことで、ムカデに刺された(噛まれた)時の対処法について、応急処置とやってはいけないことをお伝えしましたが、ココもしっかり確認してください!
熱湯による応急処置は、試験管の中での実験の内容で、ネット上で有効であると言われるようになってきた方法です。
ただ、通常医療機関に行くと患部を冷やすように言われます。
一般的にも、虫刺されなどの痛みやかゆみに対しては冷やした方が良いと言われていますよね?
どちらが正しいのか現在のところ見解は出ていない状況です。
少なくとも理屈からすると、石鹸の使用も含め洗い流すことで痛みや腫れなどは軽減出来ますので、まず応急処置としては洗い流すことです。
その上で、手元にあったりすぐ手に入るようなら、市販薬を塗っておきましょう。
これで応急処置としてはOKですが、ムカデの毒はあとから症状が悪化する場合もありますから、最終的には医療機関で受診してちゃんと見てもらった方が良いと思います。
その方があなたも安心ですよね^^
まとめ
刺されないように注意しておくことも大事なんですが、それでも刺される時は刺されます。
私たちは、リスクなども十分知った上でキャンプをしていましたが、それでもムカデやブヨに刺されてます。
自転車やスキーなどでも言われますが、まず転び方、転んだ後にどうするかを学んでおく必要がありますよね。
キャンプなどでのアウトドアでも、日常生活でも、リスクを知ったうえで対処法を知っておくと安心です ( ̄∧ ̄)ウンウン・・
また、その対処法も、ネット上では正しいのか間違っているのか、自己責任で判断しないといけません。
この点も注意しながら、様々な情報を整理して覚えておいた方が良いですよね。
痛みや腫れが早く治まると良いですね。
お大事にしてください!