夏の終わり、秋の始まりを知らせてくれる虫の鳴き声は綺麗ですが『今年ももう夏が終わった~(*ノ-;*)エーン』と、ちょっとさみしく感じるのは私だけでしょうか・・・

毎年マンションのベランダから、隅田川沿いの草木にいる虫の声が聞こえてきます。
正直窓を開けっぱなしで寝ていると『うるさいわ!』って言いたくなる時もありますが、それでもやっぱり虫の声っていいですよね。

先日急に息子に『コオロギって時期はいつ?コオロギの鳴き声ってどんなんだっけ?』って聞かれて、一瞬表現に困りました。
(なんだ・・?俳句の宿題で季語に使うつもりなのか・・・?)

鈴虫は鈴だから『リーン、リーン』だよな・・?
『コオロギは・・・?あっ、そうそう』って感じでした。

あなたはお子さんに聞かれたらちゃんと答えられますか?

と言うことで今回は、コオロギについて詳しくお伝えしたいと思います。

コオロギの鳴き声の表現や種類や時期、寿命や鳴き声の違いなど、知らなかったことも盛りだくさんでご紹介していきます^^


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コオロギの時期はいつ?

初めにコオロギについてざっとお伝えしますね。
一口にコオロギと言っても、種類は沢山いるんです Σ(=゜ω゜=;) マジ!?

コオロギの種類

コオロギは日本全国に分布していて、良く知られているのは『エンマコオロギ』ですね。
一般的に『コオロギ捕まえた~!』の大半はこいつだと思いますが、他にもいるのでざっと名前をご紹介します^^

名前 時期 大きさ
エンマコオロギ 8月~11月 25mm~40mm
タイワンエンマコオロギ 春と秋 26mm~40mm
ハラオカメコオロギ 8月~10月 13mm~18mm
モリオカメコオロギ 8月~11月 12mm~16mm
ミツカドコオロギ 8月~10月 15mm~20mm
ツヅレサセコオロギ 8月~11月 13-22mm

これを見ると分かるように、日本にいるコオロギのほとんどが、夏の終わりから秋にかけて出ていきます。
ただ、一部には1年中いるコオロギもいますが、ほとんど秋なので、コオロギ = 秋になくというイメージで間違いはないですね^^

コオロギの時期と一生

寿命は大体1年なんですが、成虫期間は短くておよそ1カ月半くらいです。

例えばエンマコオロギの場合だと、秋に交尾をして卵を産みます。
その卵のまま冬を越して、春になって5月頃から孵化(ふか)してきます。

コオロギなどバッタの仲間は不完全変態と言って、さなぎにならず幼虫から成虫へ変化します。
小学校で習いましたよね(笑)

幼虫の時に餌を食べて、脱皮を繰り返して大きくなり、成虫へと育っていきます。

孵化してから1カ月半から2ヶ月くらいで成虫になり、1カ月半の間にパートナーを探して子孫を残して次の世代へ命をつないでいきます。

そう考えると、一生のうち、大半を卵で暮らしていることになりますね。

コオロギ自体は1年中生きていますが、時期としては成虫で鳴いている時を指していますよね?
そうすると、種類にもよるんですが大体8月~11月頃までの秋と言えます^^


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コオロギの鳴き声は何て表現する?

鈴虫の鳴き声は?と聞かれると、鈴ですから『リーン、リーン』と答えますよね?
コオロギの鳴き声って、何て表現しますか?

まず鈴虫のキレイな鳴き声から聞いてみましょう♪

鈴虫の鳴き声

実に綺麗ですね^^
昨年我が家でも、10匹程飼っていました。

日中は息をひそめたほうに静かにしていますが、家族が寝静まると『リーン、リーン』と声高にメスを呼んでいました^^

暗くなってから帰宅すると、すでに鳴いていましたが、リビングに置いていたので人の気配があると鳴かないんですね。
誰かがいると、じっとしていました。

それが、電気を消して寝室に移動したとたんに『リーン、リーン』って。
共食いさえしなければかわいいんですけどね ( ̄◇ ̄;)エッ

コオロギの鳴き声

さてさて、いよいよコオロギの鳴き声ですが、どうでしょう?

私には『リー、リー、リー』という感じに聞こえますが、一般的な表現としては『コロコロコロ』というそうです。
息子には『リー、リー、リー』って言っちゃいましたけど。

もちろん鳴くのはオスだけでメスは鳴きませんよ。

NHKの『ダーウィンが来た!』
を、生き物大好きな息子に毎週付き合って見ていると良く分かります。

昆虫もしかり、鳥なども求愛の時期になると、鳴いたり派手な羽を広げたりと、特徴的なことをするのはほとんどオスです。
メスはオスのパフォーマンスでパートナーを選びます。

人間の世界では草食系が増えてきましたが、動物の世界では押しの一手、肉食系しかパートナーはGet出来ないんですね。

ただ、コオロギの泣き方は1種類だけではないんです。
よく聞いていると、様々な鳴き方があるんです Σ(=゜ω゜=;) マジ!?

コオロギの鳴き声の種類

コオロギの鳴き声には3種類あります。

  • 1匹でいる時
  • メスを誘っているとき
  • 別のオスに威嚇をするとき

2つ目と3つ目は分かり易いですよね?

メスをGetするためにアピールする鳴きと、オス同士でケンカが始まると、威嚇する鳴きをします。

1つ目の1匹で居る時というのは、仲間から離れてしまっている場合、呼ぶために鳴くんだそうです。
まぁ、仲間というか、近くにメスがいない場合に、遠くまで聞こえるように大きく鳴きます。

良く聞くコオロギの鳴き声がこれです。

メスが近くにいる場合は、もっと、やさしく、囁くように、鳴きます。
やはり落とすときは、慎重に、ということなんでしょうかね(笑)

最後に

コオロギは、人の手によって開発が進んでしまったので数は減っています。

でも、日本橋に住んでいる私のマンションからでも、鳴き声が聞こえるくらいなので、まだまだ身近にいる昆虫と言えますね。

夏の終わりに、秋がやってくることを知らせてくれる秋の虫

コオロギをはじめ、鈴虫など多くいますが、何だか心が癒されて良いですね。

でも、鈴虫は飼っていましたが、コオロギちゃんはフトアゴヒゲトカゲの餌にしかなってないからな・・・

聞くというより、食される・・・

とまぁ、今回はコオロギについて詳しくお伝えしました。
コオロギの鳴き声を聞いたら『おっ、今口説いているな!』と思って聞いてみて下さい(爆)