そろそろ春も近づいてきたので、今年も恒例の、カブトムシの幼虫のマット(土)交換をしようと思っています。
カブトムシの幼虫の育て方ですが、ほとんど放置なので楽そうに見えますが、意外と難しい ( ̄へ ̄|||) ウーム

ポイントがずれると、大量に死んでしまうこともあります。

息子が年少の頃からカブトムシを捕ってきて、卵を産ませて育てているので、もう4世代目になりますが、初めは、卵200個⇒成虫10匹と大苦戦 ( ̄Д ̄;;
でも、それ以降は、毎年200個近く卵を産んでくれて、成虫になったら、体操教室の子供たちや、息子のお友達にあげています。

そんな経験から、カブトムシの幼虫の育て方のポイントと、疑問にお答えしたいと思います♪
大きくて元気な成虫にしてあげましょう!


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カブトムシの幼虫の育て方

では、早速ですが、カブトムシの幼虫の育て方について、卵からかえって(孵化=ふか)から成虫になるまでを説明しますね。
でもその前に、カブトムシがどうやって1年を過ごすのか、って、知っていますか?

カブトムシって、一生のほとんどが幼虫で過ごしているんですよ。
いつ頃、どんな状態なのか分かっていた方が良いので、念の為、最初にカブトムシの成長についてお話しますね。

カブトムシの成長

  • 8月頃:卵(10日~2週間くらい)⇒初齢(1齢)幼虫(2~3週間くらい)
  • 9月頃:2齢幼虫(1カ月位)
  • 10月~11月頃から:終齢(3齢)幼虫
  • 11月頃~3月頃:冬眠
  • 4月~5月:冬眠明け
  • 6月頃:さなぎ(羽化まで2~3週間、活動するまでさらに1週間くらい)
  • 7月頃~:成虫・順次産卵していく

カブトムシは、おおむね幼虫の期間が8か月位で、羽化(さなぎから成虫になる事)してから、成虫の期間は2カ月程度です。
ご存知の通り、一部のクワガタと違って、成虫のまま冬眠できないので、一生は1年で終わります。

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ちなみに、白い粒がちょうど卵からかえった初齢幼虫で、頭が茶色で体が真っ白い幼虫も初齢幼虫です。
まだ、マット(土)を食べていない状態なので、真っ白なんです^^
この中で数が多く、一回り大きい幼虫は2齢幼虫です。

ここまではいいんですが、その後の育て方がポイントなんです。

カブトムシの幼虫の育て方の重要なポイント!

基本的に放置しても大丈夫なんです。
でも、ポイントを押さえておかないと、結構ひどいことになりました(T_T)

確実に押さえたい所はこの3つ

  • マット(土)の交換は最低2回
  • 程度な水分
  • 入れすぎない
マット交換

別で説明しますが、卵からかえった幼虫は、私の場合別の容器に移して管理しています。
その上で、マット(土)の交換は、最低秋と春の2回は行います。

ケースを分けるタイミングは、ここまでしなくても、成虫が死んでしまい、幼虫だけ残ったら、メンテナンスをするということでも一応大丈夫です。

ただ、本当は幼虫になった時点で成虫と幼虫はケースを分けないと、成虫が食べてしまうかもしれないので、分けた方が良いんですけどね^^;

幼虫を入れた飼育ケースは、8割くらいまでマット(土)を入れて、冬までにとにかく食べさせます。

しばらくすると、マット(土)の上はフンだらけになっているので、そうなったらマット(土)を交換してやります。

長細い丸っこいのが全部フンです^^; ↓

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その後冬眠に入り、春になると最後にマット(土)をむちゃくちゃ食べますから、この時点でさらにマット(土)交換を行います。

カブトムシは、成虫になってからは大きくなりませんので、成虫の大きさは、幼虫の時にどれだけ食べたかで決まってしまうんです。

1年目は、知らなかったので、春のマット(土)交換をしなかったら、成虫の大きさがカナブンと同等の大きさになってしまいました(T_T)

こんな風になっちゃいます。
ちなみにこれでも全部オスです。大・中・小・・・
ちっこいのは、ツノがあるのかもわからないくらいですよね?

DSC_0690

適度な水分

私は基本的に冬眠の最中は霧吹きなど面倒なことはやってません^^;

マット(土)を食べないですから。
ただ、食べる時期はちゃんと水分を保つようにしています。

始めマットを入れる時と、マット交換の時は、ギュッと絞った時に、団子になるくらいの湿り気にします。
その後乾いてきたら、霧吹きなどで湿らせてあげます。

注意する事は、乾燥させすぎと、水分のやりすぎです。

幼虫が起きてエサ(土)を食べている時は、適度な水分を保つように、気をつけてください。

入れすぎない

これ、一番注意してください

いくらマット(土)の交換を2回したとしても、キャパ以上に入れすぎていたら、エサ(土)が足りなくなって、壊滅状態になるか、カナブンクラスのカブトムシが誕生します。

コーナンで売っている20ℓ級の大型ケースなら、10匹(=1匹に対して2ℓ)にしましょう。

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これに20匹(=1匹に対してマット1ℓ)で飼育したら、カナブンクラスのカブトムシが誕生しました。

成虫の飼育箱が大きければいいでが、普通そこまで大きくないですよね?

でも、カブトムシは1回に20~30コの卵を産みますから、大きい飼育ケースにするか、一部逃がすなどしないと、明らかにキャパオーバーで、育たなくなってしまいます。

私の場合は、20ℓの飼育ケース4つと、10ℓを3つ、それでも足りなかったので、衣装ケースを使ってます。

フタつきの衣装ケースなら、そのまま使っても、空気は隙間から入るので全然大丈夫でした。

これなら20匹は大丈夫です^^


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カブトムシの幼虫飼育その他の注意点

前半に重要なポイントだけまとめたので、最後に細かい事についてまとめてみました!

ここにないことがあれば、遠慮なくしてコメントください!

マット(土)は何を使えばいいか?

マット(土)は高い栄養があるものを使えば、その分大きくなってくれますが、ヘラクレスなど、外国産の物でなければそこまでしなくても・・・

なので私の場合は、市販のもので色々試してみましたが、結局これに落ち着きました。
市販のものでも、入れすぎなければ、十分大きくなってくれますよ。

フジコンというメーカーのマット(土)で、他も使いましたが、ちゃんと食べてくれないものもあったので、最終的にこれで落ち着きました。

冬眠前のマット(土)交換時は、ホームセンターなどで売っていますが、春先のマット(土)交換の時は売っていないので、ネットで買った方が良いと思います。

飼育ケースはどこに置けばいいのか?

風通しのよい直射日光が当たらない場所にしています。
飼育ケースが大きければ、屋外でも全然大丈夫です。

冬寒くても、土の中は暖かいので、我が家は、部屋に置ききれない分を、ベランダに置いていますが、雨が吹き込まないようにだけは注意しています。
飼育ケースの底に水が溜まってしまうと、全滅する可能性もあります!

マット(土)交換はどうやってやればいいのか?

そのままマット(土)を丸ごと交換しても良いですが、勿体ないのでふるいにかけて、フンを取り除いています。
分かりやすい動画あるので、こちらを参考にしてみてください^^

こちらの動画では、取り出した幼虫を、一旦避難させるのに、まとめて入れていますが、これはやめた方がいいです。

幼虫同士を近づけないようにしておかないと、かんで怪我をさせる事があります。

かまれて体液が出てくるような怪我をすると、生き延びる確率はガクッと減ってしまいます (T_T)

ちなみに、マット(土)交換している時、幼虫を外に出していると、かなりの確率で、お尻から黒いものがでてくると思います。
これはフンなので大丈夫ですよ^^

冬眠中は何もしなくていいのか?

大きい飼育ケースの場合、寒くなる前に、一度マット交換をして、水分を適度に入れておけば、基本的に冬は放置しています。

マット(土)の上部3~5センチくらいはパサパサになっていますが、幼虫はもっと潜るので大丈夫です。

ただ、やはり乾燥は凄いので、ケースとフタの間に、新聞紙を挟んでおくと良いですよ。

幼虫がマットの上に出てきている

これは明らかに何か異常が起きていますから、何らかの対処が必要です。

  • マット(土)不足(フンだらけ・入れすぎ)
  • 水分不足
  • 酸欠
  • マット(土)が合わない

フンだらけ・入れ過ぎの場合は、マット交換するか、飼育ケースを増やすなど対応してください。

マットがカサカサで、幼虫が何日か出っぱなしの場合は、体の水分をとられるのを嫌がり、土の上に避難しています。
そのままにしておくと、潜ることはなく、干からびて死んでしまいます。

マットが十分に醗酵(はっこう)していないと、酸欠になることもあるので、ケースを開けて空気を入れ替えてあげてください。

マットを入れ替えた直後に何匹も出てきている場合は、マットがあっていなく、食べていない事があります。

私もフジコンのマット(土)で、木屑が大量に入っている白っぽい物を使った時、こうなったので、上記の黒いマット(土)を使っています。

最後に

いかがでしたか?
これで夏の初めには元気な成虫がでてきてくれると思います。
ただ、その前に最後に1つだけ

6月になると、幼虫はさなぎになっている可能性がありますから、色々いじりたくなっても、なるべく土をひっくり返すことは、避けた方が良いですよ。

私も、初めのころは息子がいじりたくてたまらない、って感じでしたが、その場合は、霧吹きでシュッシュッするのを、手伝って貰いましょう^^

そうすれば納得(我慢)してくれると思いますからね。
では、元気で大きなカブトムシに、育ててあげてください!

≪追記≫

毎年多く質問を頂くので、カブトムシの幼虫が出てくる原因と対応を別の記事のまとめました。
恐らく、水を霧吹きで補給していて、マットもちゃんと交換したのに幼虫が出てくる!って感じだと思います。

やることをやっているのに、なぜ?と思ったら、こちらの記事をご覧ください!

≫ ≫ ≫ カブトムシの幼虫が出てくる!マット交換しているのになぜ?

それでも解決しない場合などは、遠慮なく気軽にご連絡を下さい!
ではでは。