今回は、アニメから外れて実話系へ。
都市伝説の怖い話で結構有名な、中国のダルマ女をお話しします。
都市伝説としては結構有名ですが、なぜこんなにも有名になったのか・・・
都市伝説なんかではなく実は本当にあったことだから?
しかも話は何パターンも存在する・・・
なんだか怪しい、ということで、今回も話だけではつまらないから、色々調べてみまちゃいました。
買い物いけなくなるかもしれないから、怖がりの人は閲覧注意ね^^
中国のダルマ女
若い夫婦が中国に旅行へ行った時の話です。
観光地を巡った後、二人は買い物の為に、街へと出て行きました。
色々見て回るうちに、いつの間にか、治安の悪い地域へ踏み込んでしまったそうです。
そうとは気が付かず、二人はあるブティックに入り、妻はそこで、気にいった服を試着しました。
『見てもらいたいから、ちょっと待っててね。』
夫は、言われた通り、妻が試着室から出てくるのを待っていましたが、妻は一向に出てこない・・・
夫は、あまりにも遅いので、心配をして見に行くと、試着室はもぬけの空。
慌てた夫は、店員に妻の事を聞きますが、誰一人まともに回答してくれません。
そんな女は見ていないと、口をそろえたように言うだけ。
店員ではどうにもならないと思い、夫は地元の警察へ駆け込みました。
しかし、警察が捜査をしても、何一つ手がかりが出てこなかったそうです。
その後も、夫は必死で妻を探し続けましたが、ついに見つけることはできず、一人で帰国する事を余儀なくされました。
それからしばらく経ち、長期休暇を取った夫は、一人で再び中国へ、妻を探しに行きました。
街中に妻の写真を見せて探しましたが、手がかり一つ見つけることはできません。
とうとう休暇の残りもなくなり、疲れ切った夫は、帰国する事になってしまいました。
最後の夜、夫は憔悴しきったまま、夜の街をさまよっていました。
その時、1件の見世物小屋が目に止まりました。
『日本達磨』と書いてあります。
彼は見世物などに、全く興味はありませんでしたが、心身ともに疲れ切っていた上に、『日本』という言葉に、惹かれました。
中に入ると、すぐに後悔した。
舞台の上で見世物にされている『モノ』が、あまりにむごかった・・・
その『モノ』とは、衣類を何一つ身につけていない、そして、両手足の無い女性が転がっていたです。
さらに、舌もないのかか、声にならない唸り声をあげています。
あまりの凄惨さに、彼は見ていられず、すぐに立ち去ろうとしました。
しかし、何か引っかかるものがあり、振り返って、その『モノ』を良く見てみました。
彼は、声にならない叫び声をあげました。
そう、その女性は、彼の妻だったのです。
『日本達磨』=『にほんだるま』・・・
『達磨(だるま)の話』は実話?
本当に凄惨な話ですが、パターンはいくつもあります。
舞台が香港だったり、インドだったり、アジアが中心ですが、やはり中国が一番多いのは、日本にあまり良い印象を持っていないからでしょうか?
それとも・・・
達磨にされた人も色々で、日本の大学生、バックパッカーなど。
そして、舌を抜かれていないパターンでは、
『日本人なのか!助けてくれ!俺は○○大の○○だ!』
と、助けを求めるものもあります。
このパターンを、活字ではなく、話して聞かせるなら、ここは大声で驚かすシーンですね^^
これだけ有名になる話なので、元になる話があるのか調べてみました。
中国の人豚
中国という設定が多い都市伝説ですが、これが原因かもしれません。
『史記(しき)』という中国の歴史書に、漢王朝を作った『劉邦(りゅうほう)』の妻について、記述があります。
劉邦の妻、『呂雉(ろち)』は、劉邦が無くなった後、後継争いを恐れて、恐ろしいことを実行したとされています。
それは、劉邦の側室の両手両足を切断し、目をくりぬき、薬を使い、話も出来なく、耳も聞こえない状態にして便所に置いたのだそうです。
これを『人豚』と呼び、さらしものにしたのだと・・・
これは残忍過ぎる・・・
もう、普通の感覚じゃなかったんですかね?
『武則天(ぶそくてん)』という、中国史で唯一の女帝も、王亡き後、前皇后と妾の両手両足を切断し、処刑したとされています。
この事実が、両手両足の切断と、中国、と言う設定を作ったのかもしれません。
昔は恐ろしい処刑の方法があったんですね・・・
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日本に実在した人物
この人の話を、都市伝説の中で語るのは、大変失礼かと思いますが、こういった事があったということでお話しをします。
明治に生まれた『中村久子』と方がいます。
2歳の時にとひどい凍傷にかかり、これがもとで四肢を切断することになってしまったのです。
10歳で父親を亡くし、祖母と母によって育てられますが、20歳の時に母の再婚相手に、見世物小屋へ売られてしまうという、なんとも聞くに堪えない人生を送ることになります。
見世物小屋では、手を使わずに編み物や裁縫をする、という芸を見せ、生計を立てていきます。
のちに、障害があっても、力強く生きていくことができる、と、全国で講演したり、施設を回ったりしたそうです。
恐らく、この話が、『見世物小屋』に、結び付いたのではないでしょうか。
まとめ
この話を初めて聞いた時、
『背筋が凍るって、こういうことか』
というくらい、悪寒が走りました。
有り得なくない、人間の潜在的な残忍さ。
戦争や紛争も、無くなって欲しいと思っています。
でも、そういった、大義名分以外でも、罪のない人間を、同じ人間が一方的に、処刑や虐殺するということが、まだ起きています。
こういった、人間の隠れている残忍さがあるからこそ、この都市伝説は、本当に起こっている、実話のような気がしてなりません。。。
今でも頻繁に行われていますよ・・・。