子育て中は子供のことが中心で自分の事はほったらかしになりがちですが、それでも『こんなにやっているのに!』とイライラしてしまうことってありますよね^^;

私も、現時点では仕事他10%、子供90%で生活しているので『親の心子知らず』という言葉がいっつも頭の隅っこをよぎってます(笑)

言うことを聞いてくれないとついイライラしてしまいますが、よく考えてみると『思う通りにならない』からイライラしてしまっている気がします。
『言うことを聞いてくれない』『思い通りにならない』がニュアンスは全然違いますが、同じことを思ってしまっている気がします^^;

わかっちゃいるけど止められない気持ち(笑)

毎日寝るときに1日を振り返って今でも反省しています。
『もっと違う言い方あったな』
『もっとちゃんと話を聞いてあげればよかったな』

日々親も勉強と反省ですね。

同じような心当たりがあるあなたに、今回は子育てのイライラの解消法と子供に当たらない心構えや落ち着き方についてお伝えしていきたいと思います。


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子育てのイライラの原因とは?

誕生を心待ちにし、とってもかわいい我が子のはずなのに、ふとした瞬間に可愛く感じられなくなるという経験は、ママなら誰しも通ってきたことがあるはずです。

私も息子が学校へ行っていたり、塾へ行っているときなど、一緒にいない時は『かわいくてしょうがない』と、スマホの写メを見ながらずっと思っている子離れが出来ない親バカです。

でも、一緒にいる時についついイライラしてしまうのは、心の余裕を失ってしまっているからではないですか?
そして、『こんなにやっているのにどうして〇〇なの?』と、無意識に(感謝の言葉などの)『対価を求めてしまっているから』なのだと思います。

まず子育てのイライラの原因から考えていきたいと思います。
あなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか・・・?

夜泣き・寝かしつけ

お子さんによってもちろん差はありますが、まず初めにぶち当たる子育てのイライラはコレでなないですか?
夜泣きが激しいお子さんだとまぁ確かに辛いですよね。

息子は、夜泣きもひどかったですが、寝つきも悪く30分抱っこして寝かせようとしても、着地に失敗するとプラス30分追加されていました。
妻と交代でやっていても、それでもとても大変な思いをしていました(笑)

寝かしつけはほとんど必要なく勝手に寝てくれて、途中起きることない、そんな他のお子さんの話を聞いてしまうと、
『なんでうちの子はこんなに手間がかかるの?』
って思ってしまいますね。

それに、夜泣きは子どもとママだけの問題ではなくて、パパも近くにいるはずです。
ママが疲れ果てているのに、パパは我関せずで寝ているとそれもイライラにつながってきますよね^^;

こんなに抱っこしているのに、こんなに苦労しているのに、なんで寝てくれないの・・・
なんで手伝ってくれないの・・・

『イライラ=ストレス』を自覚する

そもそもイライラの元となっているのは『ストレス』とも言えます。

自分のペースを子供に乱されることによるストレスの蓄積が、イライラとなってきます。
見方を変えれば、「子供のペースに合わせられるほど『自分に余裕がない』状態」である、ということです。

子供であれ大人であれ、自分に余裕がなければ相手に優しくすることはできませんよね。

育児書やお友達の子供と比べている

初めての育児の場合、誰しもなんらかの育児書は少なからず目を通していると思います。
私も結構読みましたよ。

そうすると『月齢何か月の子供は・・・』と、一般的な成長過程が書いてあります。
でも自分の子供は・・・?

それに、お友達の子供を見ていると、どうしても比べてしまいますよね。

『あの子はあんなに聞き分けが良いのに』
『あんなことも出来るのにうちの子は・・・』

やってはいけないともちろんわかっていると思います。
でも、ついつい比べてしまいますよね。

理想の子供像とのギャップ

比べてしまうのは実際にいるお子さんや、育児書に書かれている事だけとは限りません。
むしろこちらの方が原因としては大きいと、個人的にはそう思っています。

親としては、どうしても『こうなって欲しい』『こうであって欲しい』と、理想の子供像を描いてしまいます。
大人同士であったとしても、相手に求めているものと実際のギャップに対してイライラするものです。
人の怒りとはそういうものだと思っています。

遠い存在や、自分にとってさして重要ではない人間には求めるものが少なく、怒りを覚えることは少ないハズです。
逆に身近な存在であればあるほど、期待値は上がってきます。
それが我が息子・娘であれば期待値はMAXですよね(笑)


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イライラを溜めないようにするためには?

根本的な解決方法としては『イライラしない状況を作る』ことです。

とは言っても、『それができないから困っているのに!』と思う方も多いですよね。
かくいう私もいまだに『イライラしない状況を作る』のはヘタクソなので日々反省しています。

ですが、見聞きしたことからあれこれいろいろとやってみました。
かなり失敗もしましたし、やってみたらますますイライラが悪化した、ということも経験しました。
たどり着いたところは、『状況が変えられないなら自分の考え方を変えればいい』ということでした。

その大事な2つの考え方についてご紹介します。

あきらめは重要

イライラしない状況を作るための『自分の考え方』のひとつとして、

『あきらめは重要』

言葉が悪いんですけど、決して後ろ向きな考えではないですよ^^
あと、ちょっと言葉を変えると『手を抜けるところは抜く』です。
まずこのことにたどり着きました。

『イライラしている時は何をやってもダメ』と、自分で理解することがまず重要なのだと思います。

怒りを感じている間は、自分の至らない点や悪い点を認めることができません。
よしんば認められたとしても、『でも』『だって』と他人に責任転嫁してしまいやすかったです。

そして『なんでイライラするのか』を考えること。
子供がいるにもかかわらず、子供がいないときと同じペースで用事を済ませようとしても到底出来るわけがありません。

ご飯を作るにも洗濯をするにも、子供がいれば今まで以上に時間がかかるか、同じ時間内でやろうとすれば質が落ちます。
根本的な時間の使い方、考え方に無理がありました。

出来ないものはできない、そうはじめから考えてしまえばいいんです。
出来ないことはやらないか、パパや自分の両親など頼れる人がいるなら頼る。
ある意味『手を抜く』ことも重要で、完ぺきを求めすぎてしまうと『育児ノイローゼ』になりかねません。

『あきらめ』という言葉に抵抗があるなら、『完璧を求めない』と考えるようにしてみてはいかがでしょう?
なんでも無理して自分でやろうとしない、完ぺきにこなそうとしないと言うことも大事な選択のひとつですよ^^

期待しない

もう一つの『期待しない』もかなり言葉は悪いですが、決して後ろ向きに考えてないですよ(笑)
あくまでも『過度に』ということです。

例えば先ほどの家事だけではなく子供の事でも、何時までに寝かしつけられる『はず』だから、そしたら〇〇しよう、という考え方だと、それが出来なかったときは超イライラしますよね(笑)

『録画していたドラマみたいのに!早く寝てくれ!』

って、子供が寝た後しか自分の時間が取れないから、結構重要だったりします(笑)
家で仕事をしている方も最近増えてきていますが、そういうママも寝かしつけにはかなりイライラしているとママ友などから話をよく聞きます。
子供が寝てくれないと仕事ができない・・・

他には、夜泣きをしていてもパパが手伝ってくれない。

そういう状況でも、協力してもらえるように話をして、手伝って貰えれば万々歳。
『疲れているんだから無理!』と言われたら、そういうものだと思えばイライラしませんよね?
手伝ってくれるのか、くれないのか、どっちか白黒つけてしまえば良いだけです。

思い通りにできなくて当たり前、そう考えればずいぶん楽になりますよ。

イライラを感じたら爆発する前に消化

とはいっても、子育て中は予期せぬ子どもの行動でほぼ予定通りにはいかないもの。
それを認めるまでには相当な時間と経験が必要でした。

そして、イライラを感じたら『とりあえずイライラの原因から離れる』ことをはじめてみました。

例えば、子供がぐずって寝なかったら
『何で寝ないの!?』
という攻撃的な考え方はしません。

『今寝なくても死にはしないし、眠くなったら眠るだろう。』
とか
『添い寝したら寝るかもしれない。自分も一緒に寝てしまうかもしれないが、怖い顔をしているよりはマシ。やりたいことは早く寝た分、早く起きてからやれば良い。』
といった具合です。

あとは、瞬発的に怒ってしまった場合、次の行動や言葉までの間を6秒以上あけること。
アンガーマネジメントでも5秒待ちましょうと教えるのは、立て続けに行動を起こさないことで怒りを抑制できるから、とされています。

『ま、いっか』という諦めにも似たポジティブな考え方と、『3個の予定があったら、1個でできたらOK、2個できたら上出来!』くらいにして予定を詰め込まないようにしたのも良かったのかもしれません。


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悩んだら人の手を借りるのも大切

先ほどイライラしないように『手を抜く』『完璧を求めない』事も重要だとお話ししました。
これに関連することですが、一人で抱え込まないことも本当に大事なことです。

最悪のケースだと育児のイライラが募り育児ノイローゼになり、虐待してしまうこともないわけではありません。
もちろんあなたは大丈夫だと思いますが、世の中ではどこかで今でも起こっていることです。

そのためには遠慮しないで周りの力を借りることも考えてみましょう^^

一時保育や支援センターを活用する

私が経営しているカルチャー教室では、ママ向けのヨガの時間は託児付きで、子連れOKのクラスにしていました。
子供は完全に母子分離にして、私を含めスタッフがお預かりします。

カーテンで仕切っているだけなので、泣いたりすればママはわかります。
ただ、泣いていても基本的には気にしないでいいとお伝えしていました。

完全に別空間だと心配してしまうかもしれませんが、楽しんで遊んでいるのか泣いているのかわかる状況がかえって良かったみたいです。
どうしても泣きっぱなしで気になる場合は、あやしに来られる方もいらっしゃいましたが、それでも母子分離で自分の時間を少しでも持てるということは、ものすごく感謝をしてもらっています。

このような施設はまれだと思いますし、両親が近くにいなかったとしても、地域には『一時保育』『支援センター』があるはずです。

支援センター(または児童館でも)では同世代や同じ月齢の子と接する機会もあり、職員さんに相談をしたり雑談をしたりとママの気分転換にもなってイライラが軽減すると言うお客様も多かったです。

一時保育を利用するとき、最初は心構えが必要

ママの気分転換と言う意味で、子供と離れる時間を作る、という事も大切です。
1時間程度でもいいですから、完全に子供の事を忘れる時間を作ってみてはいかがでしょう?

保育所の一時保育を利用して美容院に行ったり、ちょっと習い事に行ったりという、まさにうちに来店してくれるようなお客様は、はじめ大抵『罪悪感』を感じます。

「ママなのに、『子供を人に預ける=育児放棄』をしているのではないか」という後ろめたさです。

特に初めて親と離れたとき、子供は『置いて行かれる』と感じ、しがみついたり泣き叫んだりします。
後追いや人見知りの時期だったら、この世の終わりが来たというくらいの騒ぎ様です(笑)

そんな光景を見たら『悪いことをしているのではないか』と、正常な感覚を持っている方なら誰しも感じてしまうはずです。

私を含めスタッフも、一時保育なら保育士さんたちも、それは良く知っている事なので、お母さんが戻ってしまうと『泣けばママが来てくれる』と学習してしまいます。
そうすると、さらに『分離不安』になってしまうので『早く行ってください』と促すこともありました。

『待っていればちゃんとお迎えに来る』ということを学習するために、常にママと一緒ではない状況を作ることも必要なのだと考えています。

1時間でも自分の時間が取れたら、そのあとの子供と一緒の時間は今まで感じたことのなかった世界になっているはずです。
子供のペースに合わせて、余裕をもって接することが出来ると思いますよ。

それを思えば、一時的な母子分離は決して悪いことではないですよね。

最後に

ヨガのインストラクターさんは、本当に色々なことを勉強されていました。
マタニティヨガのクラスもあるので、産前産後には特に詳しい。

そのヨガの先生も『手を抜くことを覚えましょう』とよく言っています。

家事も育児も完ぺきにやる、何時までにあれとこれを全部終わらせる。
そんな計画は頓挫して当たり前
そう思えば気が楽です。

母親は子どもと四六時中一緒にいないといけない。
そんなことは無い!
と思えるだけで、どれだけ楽になるでしょう。

考え方を変えるだけで、ずいぶんと子育てのイライラは解消されるはずです。
すぐには無理かもしれませんが、ちょっとずつでも変化があればいいですね^^