金魚は、夏祭りの金魚すくいがきっかけで、急きょ飼育することになったりしませんか?

飼う予定はなかったのに、子どもが金魚をとってくれば、持って帰りたいと騒ぐのは目に見えていますよね(笑)
まぁ、子どもがやりたいということはなるべくやらせてあげたいので、頑張って金魚を飼ってみましょう。

でも、子どもの頃に飼っていたこともあるかもしれませんが、いざ飼うとなると。

『水槽は必要?大きさは?』
『きれいなボウル型の水槽で飼いたいな~』

とか、

『ポンプはどれにすればいいの?』
『フィルターは必要?』
『水が汚くなるのが嫌だな・・・』

とか、色々わからないことや要望も出てくると思います。

そこで今回は金魚の飼い方で初心者が失敗しない方法ご紹介させていただきたいと思います^^


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金魚すくいの金魚はいきなり水槽にいれない

わかっていても何度も失敗したことがあるので、まずはじめにお伝えしたいです。

金魚すくいの金魚は、いきなり水槽に入れないようにしましょう!

よく金魚すくいでとってきた金魚は、長生きしないすぐ死んでしまう、って言われていますよね?

確かにその傾向はありますし、沢山取ってきたら、1週間のうちに何匹か死んでしまうと思います。
私も、毎年金魚すくいでとってきていましたが、全部きちんと生き残ったことが正直ないです^^;

それでも、長生きさせてあげる方法があるので、金魚すくい当日にやることをやってあげましょう~

金魚すくいでとってきた金魚は弱っていたり、病気を持っていることもあるので、当日必ずメンテナンスをしてあげてください。

もしすでに金魚を飼っていたら、すぐ一緒に入れるとほぼ確実に元いた金魚も病気などでやられて死んじゃいます・・・
これ、わかっていても『もういいかな?』と思って合わせると、やっぱり病気をうつされたりって、何度もやってしまいました^^;

金魚すくいの金魚に当日やることはこちらのまとめてあるので、まずこちらを確認しておいてください。

 ≫ ≫ ≫ 金魚すくいの金魚の飼い方!当日どうすれば長生きさせられる?

金魚すくい当日に最低限のメンテナンスしておいて、道具も揃えてしっかり飼育すれば5年とか、10年くらいは平気で生きてくれます。
我が家の金魚すくい出身のコメットは30cm位の大きさまで育ってくれました。

では、金魚すくいでとってきた金魚のメンテナンスが終わったら、いよいよ飼育です♪
次に必要な道具を紹介していきます。

金魚の飼育で必要なもの

まず金魚を飼うときに、最低限あったほうが良いものを4つご紹介させていただきます。
全部ホームセンターで売ってますし、金魚のメンテを行っている間にネットで買っても十分間に合うと思います。

それまでは、メンテナンスをかねて、バケツで我慢してもらいましょう(笑)

  • 水槽
  • 砂利
  • フィルター

個人的に、水槽やフィルターなどはGEX(ジェックス)というメーカーのものを使っています。
爬虫類の水槽なども扱っているメーカーなので、安心感抜群で、魚用水槽3つとトカゲ用の飼育ケースまで全部ここで買ってます(笑)

水槽

まず一番大事な水槽から説明します。
これがないと金魚を飼えませんね。

大きさは、一般的には45cmか60cm位あればいいと思います。
こんな感じです。

タワシでこすっても、全然びくともしないくらい傷がつきません。

置く場所に合わせて大きさを決めてください。
水を入れると相当な重さになるので、しっかりした土台の上に置くようにしましょう!

多分棚とかに置いてはダメと書いてあった気がします。
ちなみに我が家は、今室外で飼育しているので、エアコンの室外機の上に置いています。

フィルター(ろ過装置)

我が家は、60cm水槽なので、フィルターは上部につける大きなタイプを使っています。

30cmとか小さい水槽なら

こういう感じの、外掛けで滝のように水が出てくるのでいいと思います。

水槽が45cmとか60cmなら、こういう感じのでかい方がイイです。

室内でも室外でも、とにかく水が汚れます^^;

なので、フィルターはちゃんと濾過してくれるのも大事ですし、ランニングコストも気にした方がイイです。
この大きい方のフィルターは、ホームセンターに行けば、綿の部分だけ交換できるように安く売っています。

特に、屋外の場合は夏場、室内の場合は暖房を使う冬場は水温が上がり汚れるのが早いです。
楽で安く交換できないとやらなくなっちゃいますからね^^;

砂利

別に説明しますが、バケツやボウルの方なもので飼育するときは、砂利はあってもなくてもどちらでもいいです。
でも、水槽で飼育する場合は砂利は入れておいた方がイイです。

バケツやボウルで飼育する場合は、ろ過装置は使えないので、こまめに水を足したり入れ替えたりします。

水槽の場合はそこまで水の入れ替えをしないので、しっかりバクテリアを育てておくと水質を維持するのに役立ちます。
砂利は、そのバクテリアの住かになるため、水槽飼育の場合は砂利はもはや必需品だと思っています。

金魚の餌はホームセンターでも売っていますし、100均でも売っています。

ただ、100均の餌は粒が大きいので、金魚すくいでとってきたばかりの小さい和金とかだと食べられないかもしれません。

イチイチ指でつぶしながら入れるのは、相当面倒なのでホームセンターで稚魚用の細かい餌を買ってきた方がイイと思います。

100均と同じ大きさの粒なら、『エンジェル』という名前だったと思いますが、このエサは結構大きい袋なのに200円くらいなんので、むしろ100均より安いと思います。

金魚の飼育であったらいいもの

次に、金魚を飼う際に必要ないけどあったほうが良いかな、というものを3つご紹介させていただきます。

  • ポンプ
  • 隠れ家
  • 水草

ポンプ

『水槽で飼うのにポンプってそもそも必要なんじゃないの?』って感じだと思いますが、我が家は今までポンプを使ったことがないです^^;

それでも、5年とか10年とか普通に生きているので、問題ないのだと思います。

ポンプは要するに酸素を送るためのものです。
酸欠にしない為ですよね?

大きい水槽で数匹飼っているくらいなら、早々簡単には酸欠にならないです。

我が家の場合は、採ってきたドジョウや銀ブナ、タナゴなどもごちゃまでで入っているのでそこそこの量がいます。
でも、フィルターを基本的に上部フィルターを使っているので、水流が出来ているんです。

水を吸い上げて、濾過後に水流となって循環しているので、この時に酸素は十分入っているんだと思います。
酸素が足りない場合は、金魚は水面に上がってきてパクパクさせます。

こういったことはないので、上部フィルターを使っていて、大量に魚を詰めすぎなければポンプはいらないと思ってます。

ただ、心配な場合はつけてあげてください。

隠れ家

我が家ではこれでもかというくらい、色々隠れ家を入れてあげています。

ホームセンターで売っている塩ビ管の短いやつとか、使わない茶碗を割ったものとか色々です。

無くてもいいと言えばいいんですが、金魚は喧嘩もしますし、なにしろ隠れる場所があったほうが安心して落ち着きます。

水槽を洗うときに、これがたくさん入っていると、全部取り出してコケをとったり洗うのが面倒ですが、あった方がイイかなとは思います。

でも、無かったからと言って、金魚が死ぬわけではないので、入れるか入れないかはあなたの愛情にお任せします。

水草

ポンプ同様水草も、割と多くの人は入れた方がイイって言いますよね。

でも我が家は入れていません^^;

何度か入れてあげたことはありますが、すぐ汚くなっちゃうんです。

金魚がつついて食べたりするので、そういう意味ではお腹を減らさないようにできますし、水質にもいい影響があります。

なので、入れておいた方が良いとは思いますが、つついて食べているので、ボロボロと水草がちぎれて浮いてくるんですよね・・・

水草を入れていた時は、毎日この水草のかすを取り除いたりしていたので、面倒で仕方なかったです。
だから、無くても困らないし入れなくていいやって感じです。

それ以来全く入れていませんが、金魚には全然支障ないです。


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金魚の飼い方のコツ

準備が整ったら実際の飼育編です。

コツというほどのものではないんですが、ポイントをいくつか抑えておいた方がイイですね。

餌のやり方のポイント

餌は金魚の大きさに合わせて選んであげてください。

お祭りの金魚すくいでとってきたばかりの小さい金魚の場合は、小さい魚用の粉のような餌にしましょう。

また、えさには浮くタイプと沈むタイプがあります。
一般的には浮くタイプの方が、えさを食べたのか残したのかわかるので、初心者には優しいと思います。

餌で一番失敗するのがやりすぎです。
残してしまうと水も汚れて、水が汚れすぎると酸欠になって死ぬこともありますので、どれくらいの量が適当なのかわかるためには、浮く方がわかりやすいと言えば分りやすいですね。

でも、出目金や琉金など、デブちょさんの金魚は泳ぐのが下手なので、沈む餌の方が食べやすかったりします^^;

その場合は沈むタイプにしてあげましょう!

水かえ・清掃の目安

水替えは本当に面倒ですよね・・・^^;
『やらないと!』って思ってやらず、いつも妻にせかされたタイミングしかやってません。

なので、本来やったほうが良いという目安と、これくらいでも全然大丈夫だったという私の実情をお話しします。
(専門家の方からすると怒られるかもしれませんが・・・)

まず、本来水替えした方がいいよ、という目安をお伝えします。

  • 夏:1週間から2週間
  • 冬:4週間から6週間
  • 初・秋:2週間から4週間

期間で言うとこのような感じです。
状態で言うと。

  • 魚が水面でパクパクしている。
  • 水が濁ってきている
  • 水槽にコケがつき始めている
  • 水面の泡が消えない
  • 匂いが出て臭くなってきている

理想で言うとこんな感じですが、実情で行くとそうはやってられないです。
夏場に1週間に1度って、毎週末金魚の水槽を洗うとか考えられないですよね・・??

なので、私の実情で言うと、夏は月1回、冬は3か月やらないって感じです(>▽<;; アセアセ

冬の場合は水も冷たいので、水槽に手を突っ込んで洗うのが無理です。
夏も毎週末洗うなんて無理です。
私には・・・

状態としても、フィルターがあれば水面に泡が溜まるなんてことは滅多にないです。

コケがつくくらいは見た目の問題で気にしなければそのままです。
コケが付いていても、フィルターが作動していれば、中の水自体は汚くならないです。

ただ、絶対にやる状態は、臭いが出てきたときと、金魚が水面でパクパクしている時です。

その場合はその週末に必ずやります。

臭いが出てきたときは、フィルターがもう詰まってしまって濾過しなくなっている状態です。
これだとさすがに水質が落ちて水が濁り、酸欠になる可能性があるからです。

金魚が水面でパクパクするときは、たいてい水温が上がっている時で、これも酸欠の状態です。

酸欠の場合は見た目どうこうの問題ではなく、死んでしまうので、すぐに対処する必要があります。

どれくらい細かく面倒をみられるか、個々の家庭で違うと思いますので、自己責任の範囲で出来るだけしてあげてください^^
(あ~怒られそう・・・)

水替え・清掃の手順

最後に水替えと清掃の手順を説明します。
説明しなくても、まぁ洗って水を飼えればいいだけなんですが、一応説明しておきます。

まず水槽の水をポンプで少しくみ出します。
水槽を洗うとき、満タンだと水がこぼれるので。

水位を少し下げたら、スポンジやタワシなどで水槽をきれいにします。
ろ過装置も汚れているようなら、外してパーツごとに分解して洗ってください。

もちろん洗剤なんか使わずに、こすり洗いだけですよ。

隠れ家などもあれば取り出して洗っておきます。

全部清掃が終わったら、ポンプで水を3分の1残して取り出し、減った分の水を足してカルキ抜きを投入します。

多分、本来は水を汲んでおいてカルキ抜きを予め入れておいた方がいいんだと思います。
その方が水温も変わらず、水あわせしやすいので、金魚の負担が少ないからです。

でも、60cm水槽に入れる分の水をあらかじめ用意って、現実的にできないです(笑)

それに、専門サイトなどでは丁寧すぎるほど丁寧に金魚を取り扱っていますが、そんなに弱くないので実際は大丈夫です。
金魚すくいでとってきたばかりだとまだ弱っているかもしれませんが、ある程度経っていれば気にしすぎる必要もないかと思います。

フィルターはバクテリアがいるので、取り出した水で洗って戻すのがイイです。
下段に入れる綿以外の部分はそうしてください。

上に載せる白い綿のフィルターは汚れているので、これは交換しちゃってます。

砂利も、よほど汚れていれば洗うこともありますが、その場合水を全部変えることになってしまうので、ポンプで底のごみを吸い上げれば大丈夫です。

餌は、水替えした後では金魚が落ち着かなく食べないので、水替えの前にあげておくといいでしょうね。
もしあげ忘れていたとしたら、1日くらいあげなくても大丈夫なので、翌日ちゃんとあげるようにしてください^^

まとめ

いかがでしたか?

建前と実際である程度分けないと、長く育てるって難しいと思います。
本当に専門家の方から怒られそうですけど^^;

でも、もう20年くらい金魚を飼っていますが、結構雑に扱っても全然平気で生きているので、金魚って割と強いと思います。

水槽以外でポンプなしの、ボウルやバケツで飼う方法は、別途お伝えしますので、そうしたいということならそちらを参考にしてみてください^^