赤ちゃんの便秘の悩みは、私のサロンに来てくれるママ達が割と気にしている事のひとつにあげられます。
赤ちゃんの便秘の原因と言っても、色々あります。
『母乳なのにうんちが出ない』、とか、
『離乳食にしてから出なくなった』などなど。
どの状態なら気をつけなければならないのか、どの状態なら心配しないで良いのか・・・
初めての赤ちゃんや、2人目でも1人目の時になかったことなど、わからないことがあると心配ですね^^:
今回は、赤ちゃんの便秘の原因について、お伝えしていきます!
今回の動画、是非見てください^^
便秘中の赤ちゃんです。
ノリノリなのに便秘中だから思わず笑っちゃいます^^
ノリノリのところも、うんちを頑張っているところも、超かわいいです^^
赤ちゃんの便秘の原因
『もう2日もうちんちが出てないんです。これって便秘ですよね?どうすればいいですか?』
まさに昨日3か月の赤ちゃんについてお客様から聞かれたことです。
大人同様に赤ちゃんによってうんちの量も回数も様々です。
2・3日でなくても機嫌がよい子もいれば、悪くなる子もいるんです^^
また、気になる理由としては、赤ちゃんは自分で体調をコントロールできませんし、自分で水を飲むこともできません。
自分で苦しくても、体調を伝えることもできません。
だから、ママは状況が分からず心配してしまうんです。
まずはじめに赤ちゃんが便秘になる原因を知り、それが対処すべきことなのか、大丈夫ことなのかを判断できるようにしましょう!
赤ちゃんが便秘になる原因
- 水分不足
- 食物繊維不足
- 母乳(ミルク)・食事量が足りない
- 消化する量が増えてうんちの量が減る
- 筋肉が不足している(運動不足)
- 腸内環境の変化
代表的な赤ちゃんの便秘の原因をあげてみました^^
あてはまるものがあれば、改善の必要がありますので、まず細かく見ていきましょう!
水分不足・繊維不足
大人の女性も、便秘で悩んでいる方も多いと思います。
赤ちゃんの便秘の理由も、大半は大人とおなじですね^^
まず、水分と繊維不足からくる便秘です。
大人も一緒で、この2つが不足していれば、当然便秘になってしまいます。
特に離乳食前の赤ちゃんの便秘に多くみられる原因が水分不足です。
小さいうちは、水分が出やすい状態になっているので、水分が不足がちになります。
離乳食後の場合は、母乳(ミルク)の時より固くなってきますので、うんちの出方が変わってきますよ。
母乳(ミルク)・食事量が足りない
接種してる量そのものが少ないならば、出る量も少ないのは当然ですよね?
お腹に入る母乳(ミルク)や食事の量が少ないと、必然的に便の量も少なくなります。
便の量が少なく排便しないことが続くと、水分だけどんどん吸収されて便は固くなってしまい、さらに出にくくなってしまうのです。
特に先にあげた食物繊維が足りていないと、排便はしにくくなりますので、便秘になりやすい傾向と言えますよね。
消化する量が増えてうんちの量が減る
体がだんだん発達してくるにつれて、消化器官も発達してきます。
消化や吸収する能力が上がると、その分便が少なくなる場合もあります。
筋肉量・運動量が足りない
大人の女性が男性に比べて、便秘になりやすい原因の一つとして、同じものが挙げられます。
便をするための筋肉が少ないため、排便しにくくなっているのです。
赤ちゃんも同じで、筋肉が少ないと便秘になりやすいと言えますね。
体を動かさないと、食欲もわかないので、摂取する量も減る傾向にあります。
そうすると、便が少なくなり、便秘になってしまうという循環が出てきます。
腸内環境の変化
生まれてきたばかりの赤ちゃんの腸内環境はすこぶるいい状態なんです^^
腸内にある最近の割合のおよそ90%が善玉菌なんです。
母乳を飲んでいると、この善玉菌(ビフィズス菌)が優勢な状態が続きますが、離乳食が始まると徐々に色々な細菌が増えてきます。
また、帝王切開で生まれた赤ちゃんは、ママから善玉菌を貰う量が少なくなり、便秘になりやすいとも言われています。
このような腸内環境の変化も、大人と同じで便秘になってしまう原因の一つです。
ちなみに成人の善玉菌(ビフィズス菌)の割合は、10~20%といわれています^^;
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赤ちゃんの便秘の症状
冒頭にも書きましたが、何日うんちが出なかったら便秘、というような定義はありません。
赤ちゃんによって違いますからね^^
だから、わからないと心配すると思いますがいきなり一喜一憂しないように、冷静に状況を見てみましょう!
2~3日うんちが突然出なくなってしまうことも、良くあります。
特に母乳だけの場合は、うんちにならずに吸収される割合が多いので、便になるカスが少ない場合もあります。
4日以上でない場合や、うんちをするときに痛がって出たうんちが固いなどの場合は、便秘を疑ってください。
ただ、うんちをする時、顔を真っ赤にしていきむこともありますが、これは普通のことですから、出てきたうんちの固さや量を見るようにしましょう^^
お腹が張ってきた場合も注意が必要ですね。
食欲が無くなってきたり、機嫌が悪い場合には、便秘の可能性があります。
私の息子も小さい時は1週間も出ないことが、日常茶飯事でした。
でも、飲む量も食べる量も少なかったので、便秘になりがちだったのだと思います。
母乳不足
母乳をあげているママが、
『母乳なのに便秘かも?』
と心配する声も良く聞きます。
前述の通り、母乳の場合は善玉菌が多く、優勢になっていますので、一般的にはミルクに比べ、母乳の方が便秘になりにくいと言われています。
それでも便秘になってしまう可能性としては、母乳不足があります。
ミルクの場合は、図ってから飲ませてあげるので、飲んだ量が分かります。
しかし、母乳の場合はどれだけ飲んでくれたのかわかりにくいですよね?
この場合は、体重が成長曲線に乗っていれば大丈夫。
やや下の方にあったとしても、順調に体重が増えていればひとまずは安心です。
体重が増えない場合や、母乳をあげている時間が30分以上かかる場合などは、母乳不足の可能性があります。
一度医療機関で見てもらいましょう!
編集後記
今回は、赤ちゃんの便秘について、基本的なことをお伝えしました。
様々な理由がありますので、
『便秘かな?』
と思ったら、まず原因を考えましょう!
もちろん心配な場合は、一度医療機関で見てもらってくださいね。
特に、10分から15分おきに激しく泣いたり、1週間以上もうんちが出ない場合、うんちをする時痛がり、血が混じっている場合などは病気の可能性もあります。
重大な病気の兆候の可能性もありますので、何か違うと思ったら、迷わず医療機関で見てもらいましょう!
結果、何もなかったのなら、それで安心ですしね^^
次回は、便秘になった時の解消法について、まとめてみたいと思います!