2015年もノーベル賞の受賞で日本はお祝いムードになりましたね!
2014年から2年連続の物理学賞受賞に続き、生理学・医学賞の2つを受賞しました♪
日本ってすごいですね v(≧∇≦)v イェェ~イ!
でも、世界最高峰の賞ともいえるこのノーベル賞、詳しいこと知ってますか?
なんだか毎年賑わうし、『日本人って世界的にも結構受賞しているんじゃない?』
とか、『なんで発明家の「ノーベル」に、経済学賞があるの?』
とか、不思議に思いませんか?
という事で、ノーベル賞とは?受賞国ランキングと日本の順位について調べました。
そもそも『ノーベル』って、なんで有名になったんでしたっけ?
知ってます?
ノーベル賞は『死の商人』が作ったって本当?
『ノーベル賞』ってそもそもなんなのか、日本ってどれくらいすごいのか?
こんな疑問で調べて見ましたが、まずノーベル賞についてから v( ̄ー ̄)v
ノーベル賞はこうしてできた!
ノーベルってなんで有名になったのか。
そうそう、ダイナマイト開発した人でした~
大人になると色々な事を忘れていくものですね (>▽<;; アセアセ
ノーベルはダイナマイトなどあらゆる爆薬を開発、生産して大金持ちに!
でも、何でもそうですが、発明は戦争などど紙一重なんですよね。
ロケットも原子力も戦争から生まれたものですから。
このダイナマイトも当然兵器として利用されることに。
ノーベルは生前、賞賛と共に非難も浴びることになるんです。
彼を動かしたのは兄の死とその報道。
1888年にノーベルの兄が死去すると、ノーベル本人の死と間違えて報道され、『死の商人、死す』という見出しの記事を自分で見ることに ( ̄△ ̄;)エッ・・!
これはショックすぎる!
有名になれば、様々なバッシングを受けることは覚悟しないといけなくなります・・・
どんなに優れた政治家でも、反対意見があれば非難されるし。
どんなに素晴らしい演技をする俳優・女優も、妬みなどから傷つけられる。
ある意味現代では覚悟をしなければならない事ではあります。
でも、当時はまだまだそんなことは意識も出来ないでしょうしね。
ノーベルは、自分の死後どのように語られるのか考えるようになったとの事です。
考え付いた結論が『ノーベル賞』。
『自分の死後は、遺産で基金を設立し、その運用益を人類に貢献した人々に分配する』
このような遺言を残し、後に『ノーベル財団』が設立されます (* ̄ρ ̄)”ほほぅ…
ビル・ゲイツとかもですが、金が有り余りすぎると人って財団作るんですね(笑)
その賞として、化学とか物理はわかるんですが、なんで経済学賞が出てくるの・??
ってことも不思議に思いませんか?
ノーベル賞は5部門だった!
『ノーベル賞』は、財団の設立と、選考機関の選定が終わり1901年から始まります。
この開始当初は5部門の構成でした。
- 物理学賞
- 化学賞
- 生理学・医学賞
- 文学賞
- 平和賞
これらの賞はノーベル財団の運用益からまかなわれていますが、異色があるんですね。
それが『経済学賞』、ノーベルの死後約70年後の、1969年から授与されています。
これだけはノーベルの意思と関係なく作られていて、原資も別。
スウェーデン国立銀行の基金から出されているんです。
そんなこともあり、受賞数のカウントに入れる時と入れない時があります。
正式名称は『アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞』。
なが・・・(笑)
そこで、受賞数について色々調べていると、
- 全部の数をまとめているところ
- 経済学賞を外した数をまとめているところ
- 自然科学部門の物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3つの数だけのところ
の3種類ありました。
どこを入れるか、定義によって解釈が違うという事がわかりました^^
自然科学部門の3つは、この分野で世界最高峰の賞ですからね。
これだけの数を数えたい気持ちもわかります(笑)
では、日本の受賞についてはどうなんでしょう?
世界でどれくらいの位置につけているのか気になるところ。
なんだかニュースを見ていると、毎年とっている気がしますからね(笑)
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ノーベル賞の受賞国別ランキング 2015年までの集計
調べていると、これも若干数が違う事がわかりました。
恐らく誰をどの国にカウントするか、という事だと思います。
例えば南部陽一郎博士は、出生地のアメリカでカウントされています。
日本でカウントしたいですけどね。
そのように、出生なのか、国籍なのか、受賞数か受賞人数かで若干ずれがあります。
今回はNeverまとめの記事と2015年の受賞者の合計数を出してみました^^
今回数字は賞の数ではなく人数でカウントしていますが・・・
例外の文学賞以外は、共同研究などの場合、同時に3人まで受賞対象なんです。
本来、イギリスの報道機関が出したポイント制の方が正確かも知れないんですけど^^;
1人で受賞の場合1ポイント
2人の共同研究なら0.5ポイント
3人の共同研究なら3分の1ポイント
3人で1人が単独で2人が共同なら0.5ポイントと、0.25ポイントとか。
でも、100年以上のデータをそこまで出来ないので今回は人数で v( ̄ー ̄)v
6部門合計数
6部門全ての受賞者数は以下の通り♪
1位 アメリカ 339
2位 イギリス 110
3位 ドイツ 82
4位 フランス 58
5位 スウェーデン 32
6位 スイス 27
7位 日本 22
8位 ロシア(ソ連時代含む) 20
9位 オランダ 16
10位 カナダ 14
10位 イタリア 14
2014年まで日本は、ソ連時代を含むロシアと7位タイでしたが単独7位に浮上!
更に知の結集、自然科学の3部門に絞ってみるとこんな具合に ( ̄◇ ̄;)マジ!
自然科学3部門合計数
1位 アメリカ 249
2位 イギリス 82
3位 ドイツ 68
4位 フランス 31
5位 日本 19
6位 スウェーデン 17
7位 スイス 15
8位 ロシア(ソ連時代含む) 14
8位 オランダ 14
10位 カナダ 11
日本は見事にどちらもアジア1位、世界でTOP10入りです v( ̄ー ̄)v
でも、GDPとか、人口比率なんかで考えるともっとあっても良い気がしますよね。
次のフランスは1.5倍、ドイツに至っては3倍以上の差がついてます (-_-;)
もともと西洋中心で物事が考えられていた事が背景にありそうです。
日本の初受賞はご存じ湯川秀樹博士の物理学賞。
1949年と、実に50年近く経って初めてアジアでの受賞となったんです。
スタートが50年も遅れていたら、まぁ仕方ないですね (>▽<;; アセアセ
まとめ
ノーベル賞、といっても調べて見るとこれだけ深いんですね。
色々勉強になりました。
経済学賞の謎は解けたんですが、自然科学以外の2つ。
文学賞と平和賞も不思議に思いました。
これは推測ですが、ノーベルに対する『死の商人』という呼称がそうさせたのかも。
発明は人類の発展、より良い豊かな生活為。
恐らく発明者は皆そう考えているでしょう。
発明の後、使う人間がどう使うのかによって、その後の言われ方が付いてくる。
そんな現状が『平和賞』というものにノーベルの意思が込められている気がします。
彼は人を殺傷するために爆薬の開発をしたわけではないと思いますからね。
死後も人類の平和を祈っていることだと思います。
では、文学賞は・・・?
それはあなたの想像にお任せします m(__)m