富士山へ登山をチャレンジすることを決めたとして、どの登山道が良いのか、初めは良く分からないですよね?
私も、初めての富士登山の時は、マイカー規制だの、混雑するだの、何の事を言っているのか、正直いまいちピンと来ていませんでした (-。-;)
『で、結局なんなんだよ!』って事ですが、富士山の登山ルートは全部で4つ!
それぞれ特徴があるんです ( v ̄▽ ̄) イエーイ♪
まぁ、正直天候さえ良くて、高山病にならない限り、初心者だって、大抵どこからでも登れると思います (⌒~⌒ ) ウンウン
何事も、あきらめず一歩一歩歩みを進めれば、目標に届くもの、人生と一緒ですね~
でも、登りやすさや、楽しさなどはまるで違います。
人によっては苦手もあるかもしれません^^;
だから今回は、初めての富士登山で、ルート選びをするための、富士山の登山道のおすすめと特徴について、わかりやすくまとめてみました。
では、早速バーチャル富士登山へ ヾ(=^▽^=)ノ
あっ、色々妄想してくださいってことですよ^^;
富士登山ルート比較!
最初に数字で見る、富士山の登山道の違いをまとめてみました。
わかりやすいように、ザックリした数字にしたので、細かいところは突っ込まないでくださいね^^
あと、派手に色分けされていますが、ルート毎に案内板が色分けされているので、わかりやすくするために、それに合わせて色付けしてるんですよ~
吉田ルート | 須走ルート | 富士宮ルート | 御殿場ルート | |
登山口の標高 高低差 |
2,300m 1,450m |
2,000m 1,800m |
2,400m 1,350m |
1,450m 2,300m |
往復の距離 | 14km | 13km | 8.5km | 17.5km |
登り目安時間 | 6時間強 | 7時間弱 | 5時間半 | 8時間 |
下り目安時間 | 4時間 | 3時間半 | 3時間半 | 4時間半 |
マイカー規制 | あり | あり | あり | なし |
登山者数 | 約18万人 | 約3万6千人 | 約7万7千人 | 約1万8千人 |
混雑 | 超混雑 | 一部混雑 | 混雑 | すいてる |
登山者数のデータは、富士山が世界遺産に登録された年、平成25年のものです。
登り下りの登山時間の目安は、個人差がかなりあると思います。
半分くらいの時間で行ってしまう人もいれば、倍も時間がかかる人もいます (ノд<。`)ャベー
ちなみに、私の初富士登山は、八合目で昼寝をしてしまったので、須走ルートで登りに12時間近くかかりました ( ̄Д ̄;;
私の場合は『何やってんだ。』って感じではありますが、時間は、ぼんやりでもイメージをつけて貰う為の、目安と思った方が良いかもですね。
特に、登山口の標高なんかを見ると、何となく難易度がイメージ出来ると思います^^
でも、これだけだと情報が少なすぎるので、ザックリ登山道について個別に解説しますね v( ̄ー ̄)v
登山道別の特徴とおすすめは?
登山道毎に、難易度や距離だけではなく、景色や道の状況なんかも違ってくるので、あなたにあったルートを選んだほうが、富士登山を楽しめると思いますよ^^
ザックリではありますが、各登山道毎に特徴とおすすめをまとめたので、参考にしてみてください♪
吉田ルート(河口湖ルート)
もっとも登山者が多い初心者向けのメインルート
≪駐車場≫
無料:300台
≪アクセス≫
- 中央高速河口湖ICから、国道139号経由富士スバルライン
- 東名高速御殿場ICから、国道138号、富士五湖道路経由富士スバルライン
≪マイカー規制あり≫
期間中は山梨県立富士北麓駐車場からシャトルバス
駐車料金:1,000円/台
シャトルバス:片道1,280円、往復:1,700円
*平成25年実績
河口湖口という名称で知られていますが、正式名称は『富士スバルライン五合目』で、『河口湖口』という標識・表示は無いので、間違えないようにしてくださいね^^
ここは、売店の数も多く、外貨両替所まで^^;
緊迫感は無く、完全に観光地になってます ↓ ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
この吉田ルートの特徴は、
- 富士山の登山者の3分の2が利用する(渋滞する)
- 登りと下りのルートが違う(間違えないように)
- 須走ルートと一部共用している(間違えないように)
- 登りに山小屋が多数(初心者には安心)
という感じです。
ツアーバスなどを利用する場合や、山小屋を使って1泊2日でご来光を見る初心者には、安心の富士登山ルートですね^^
登り始めはかなりなだらかで、歩きやすく、整備された砂利道のような感じです。
途中から斜度もきつくなってきて、岩場に変わるので、この辺から初心者の方は歩きにくく感じるかもしれませんね^^
八合目を過ぎ、本八合目で須走ルートと合流。
ご来光を山頂から見ようする場合、時間的に渋滞がひどくなってくるので、初めての場合、『なんでこんなところにこんなに人がいるんだ。』
とびっくりすると思います。
疲れている時に、自分のペースで登れないという難点でもありますが、初心者でゆっくりしか歩けない、という場合は、遠慮しなくていいので、逆に良いかもしれませんね(笑)
富士山2回目とか、慣れている方には個人的にはおすすめしません。
多分イラっと来ます (  ̄っ ̄)ムゥ
さらっと書きましたが、登りと下りのルートが違い、途中、須走ルートと合流もします。
帰りはルートを間違えないように、黄色い看板を見落とさないよう気をつけないと、全然違う須走ルートの登山口に出てしまいます (ノд<。`)ャベー
須走ルート
ゆったり登りたい場合におすすめのルート
≪駐車場≫
無料:200台
≪アクセス≫
東名高速御殿場ICから、国道138号経由ふじあざみライン
≪マイカー規制あり≫
期間中はふじあざみラインの仮設駐車場からシャトルバス
駐車料金:1,000円/台
シャトルバス:片道1,190円、往復1,500円
*平成25年実績
平成26年の開山は7月10日ですが、吉田ルートと富士宮ルートが、山開き中のほぼ全期間で、マイカー規制されることになりました。
須走ルートも、マイカー規制期間が増えましたが、金曜~日曜、お盆前後3週間と海の日となっているので、7月最終週、8月最終週の平日ならマイカーで行けます。
マイカーで富士登山するなら、9月1週目の吉田ルートか、この須走ルートしかないということに・・・
恐らく、マイカー規制はしばらくこの期間になりそうですね^^;
須走ルートの特徴は、
- 比較的すいている
- 登りと下りはほぼ別ルート(間違えないように)
- 一部吉田ルートと共用している(間違えないように)
- 登りのはじめは樹木帯で気分は壮快
- 下りの多くは砂地帯
という感じです。
これが『砂走り』で有名な、砂の下山道です (|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
須走ルートは、御殿場ルートの次に登山口の標高が低い為、吉田ルートよりも、難易度は上がります。
ただ、総距離は2番目に短いんですけどね^^
日中に登るなら、初め須走ルートは樹木帯の中を歩くので、爽快で良いと思います。
私が最初に富士山に登山に来た時は、この須走ルートを使いました ( v ̄▽ ̄) イエーイ♪
本八合目で吉田ルートと合流するので、ここまでは比較的スムーズに来れても、ここから先は、渋滞を覚悟した方が良いかもしれませんね^^;
下りは『砂走り』と呼ばれる急な砂地が待っています。
体力が残っていれば、ここを駆け降りていく若者もいましたが、私が行った時は、もう体力は残っていなく、瀕死の状態でずり落ちるように下ってきました Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
変化のあるルートで、登山者数も少ないので、意外と穴場のルートですよ!
ただ、下りは砂が凄いので、口や鼻を覆う為のマスクやバンダナと、靴に砂が入らないようにするためのスパッツは、あった方がいいですね。
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富士宮ルート
剣ヶ峰に行く手っ取り早いルート
≪駐車場≫
無料:500台
≪アクセス≫
東名高速御殿場ICから、国道138号経由富士スカイライン
東名高速富士ICから、西富士道路、国道139号経由富士スカイライン
≪マイカー規制あり≫
期間中は水ヶ塚駐車場からシャトルバス
駐車料金:1,000円/台
シャトルバス:片道1,120円、往復1,300円
平成26年は、開山から閉山期間中、全日マイカー規制されることになりました。
個人的には『なんじゃそりゃー ( #` ¬´#) ノコラ!』
というのが正直な感想・・・
だから、時期を外して6月とか、9月とかに登っちゃうんだよな~と。
私みたいな人、実は結構いる気がするんですけどね。
そんなイラつくことになってしまった、富士宮ルートの特徴は?
- 剣ヶ峰(富士山の一番高いところ)まで一番近い
- 登山口の標高が一番高い
- 登山ルートの距離も一番短い(斜度が一番きつい)
- 登りと下りの登山道が同じ
(道幅が狭いところで、逆の人が通り過ぎるのを待つので渋滞する)
私が最も多く登っている、富士山の登山ルートで、気が短い健脚の方におすすめです v( ̄ー ̄)v
『富士山の山頂へ着いた!』と思っても、そこは日本一高い場所じゃないんですよ。
知ってました・・・?
富士山の山頂と言われているところは、火山の火口のような形になっているんです。
その中で、『剣ヶ峰』というところが最も高く3,776mあるんです。
奥の山のてっぺんが、ご来光で照らされている剣ヶ峰です^^
剣ヶ峰のほぼ反対側に登ってくる吉田ルートや須走ルートからだと、ほぼ一周する『お鉢巡り』をしなければならず、プラス1時間半は必要になり、結構面倒です (; ̄Д ̄)なんじゃと?
でも、富士宮ルートだと、すぐそこに見えるので、サクッと行けちゃいます。
これが、私が富士宮ルートを選ぶ理由の一つです。
もうひとつの理由は、斜度は一番きついですが、距離が一番短く、最短時間で登頂出来るから ( v ̄▽ ̄) イエーイ♪
ただその分、一気に登ると高山病になりやすいので、注意は必要です。
私も昨年登った時、毎年登って慣れてきたため、ペースを上げて登っていたら、急に頭痛がして、苦しい登山となりました。
基本的に岩場の道が長いので、個人的にはそれも好きなんですが、帰りも同じ岩場を下りるので、膝にくる人もいるようです。
御殿場ルート
初心者は避けるべき超ロングコース
≪駐車場≫
無料:700台
≪アクセス≫
東名高速御殿場ICから、国道138号、246号、152号経由
≪マイカー規制なし≫
登山口の標高が一番高い富士宮ルートと比べると、標高差約1,000mもある登山口 ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
初心者には絶対おすすめ出来ません。
何度も富士山に登った事がある人や、かなり慣れている人じゃないと楽しめないルート^^;
一番すいていて、マイカー規制もない位なのに、何故か駐車場が一番広いという不思議な登山口です。
もうちょっと触れてしまいましたが、御殿場ルートの特徴は、
- とにかく登山口の標高が低い
- 登山ルートもとにかく長い(1泊しないと厳しい)
- 渋滞はしない
- 登りと下りで半分位別ルートになる
- 剣ヶ峰までは近い
個人的には、相当なモノ好きじゃないと選べないルートだと思います。
御殿場ルートを使うなら、距離が長いので(長すぎる)ので、1泊しないと無理なのに、登山者が少ない為、山小屋の数は一番少ない。
シーズン中なのに、誰もいないって・・・
何より、富士宮口と御殿場口の標高差1,000mは、本当に大きい・・・
例えばですが、高尾山なんて標高約600mですからね。
高尾山のケーブルカーの駅は標高200mなので、ケーブルカーを使わずに高尾山に2回半登って、更に富士宮口から富士山に登るのと同じ事です。
こんなところなので、私は使った事がありませんが、富士山に慣れている友人が一度使った事があります。
最初はひたすら同じような景色を淡々と登り、(斜度が緩いので登るというより歩くという感じ?)面白くも何ともなかったと・・・
山小屋が少ないという事は、天候が悪くなっても、隠れる場所がないという事と、目標にできないので、本当に淡々と歩みを進めるしかありません。
もう、富士山登るの飽きちゃった、という方が、『新たにチャレンジする分には止めません。』という感じのルートです。
まとめ
私は、初めて富士登山へ行った時、須走ルートを使いましたが、夜だし何もありません。
そんなこともあり、高度順応する為に、5合目で1時間も待っているのが退屈で、友人と、一人あたりビールを3本飲んでから登りました。
徹夜で登ったという事も追い打ちをかけ、酒を飲んでから登ったこの時が、人生で一番辛い日だったと、今でも思います (; ̄ー ̄A アセアセ・・・
マラソンもキツいですが、やめたくなったらその場でリタイア出来ますが、登山の場合、リタイヤしたくても最低限下山しないといけませんから・・・
高度順応をしっかりしてから登ることも大事ですが、体調管理や事前準備も大事だったなと^^;
初めての富士登山は、情報収集もしかり、体調管理と準備をしっかり行って、登頂目指して頑張ってください!
富士登山前の準備に関しては、こちらも参考にしてみてください^^
毒舌コメントも交えながらまとめてあります(笑)