赤ちゃんが突然嘔吐すると、誰でもびっくりしますよね^^;
嘔吐の原因が母乳なのか、離乳食なのか、原因がわからなければ対処しようがないです。
1人目の子供であればなおさら、ママにとってもすべてが初めての事。
噴水のように大量に嘔吐することもあり、焦る気持ちを抑えて冷静に対処しましょう!
ママが焦れば、パパはもっと焦りますよ^^
今回は、赤ちゃんの嘔吐の原因と対処法から注意点まで、まとめてみました。
赤ちゃんは吐きやすい
赤ちゃんが突然吐くとびっくりします。
『母乳をあげるとすぐ吐く』など、気にされている方も多いのでは・・・?
赤ちゃんは生理的に吐きやすいので、まず最初にこの事を、インプットしておきましょう。
体が成長してくると、胃の形が『J』のようにカーブしてきます。
赤ちゃんの胃はそれと違い、『とっくり』の様な形になっています。
胃の周りの筋肉もまだ発達していないので、胃に入ったミルクが逆流しやすい状態になっています。
- うまくゲップが出来なかった
- 体を少し動かした、動いた
- 母乳の出が良すぎた
- 母乳(ミルク)を飲み過ぎた
などの場合は、吐くことがあります。
『溢乳』と言い、機嫌も良く、体重も日々30g程度増えていれば問題ない事がほとんどです。
私も始めは知らずに、妻の授乳後抱っこしてゆらゆらしてあやしていたら、いきなり吐いたことがあります^^;
そりゃ吐きますよね。
これは、授乳後上半身を高くしておくと、予防になりますよ^^
でも、続けて何度も吐いたり、噴水状に吐いたり、機嫌が悪く体の状態もいつもと違うと感じたら注意が必要です!
赤ちゃんが吐いたら
まず、赤ちゃんが吐いたら様子を観察しましょう。
赤ちゃんの様子を見て、出来るだけ冷静に判断してください。
しばらく様子を見て、いつもと違うなら受診する
- 嘔吐の後も機嫌よくケロっとしている
- 発熱、下痢の症状はない
- 食欲は変わらずあって飲む
念の為受診した方がいい
- 頻繁に嘔吐する
- 噴水のように激しく吐く
- 嘔吐の数は多いが食欲はある
時間外・夜間でもすぐに病院へ行くべき
- 繰り返し嘔吐し、ぐったりしている
- 嘔吐を繰り返し、顔が青ざめている
- 嘔吐と下痢、発熱も見られる
- 嘔吐や便に血が混じっている
- 頭や体を強く打った後に吐いた時
- 立て続けに吐いているのに食欲もなく水分も取れない
いつもと違う赤ちゃんを見ると確かに焦ります。
でも、それは通常ありえることなのか、いつもと本当に違うのか、まず様子を観察してください。
それでも判断がつかない場合は、地域にある救急ダイヤルへ相談しましょう。
全国共通:♯8000
利用できる時間、地域のダイヤルを事前に調べておきましょう。
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病気が原因の嘔吐
普通の『溢乳』ではないと感じた場合、病気が原因の可能性があります。
いくつか代表例をあげてみます。
これらのいつもと違うと感じることがあれば、要注意です!
嘔吐下痢症・急性胃腸炎
ロタウィルスなどに代表される、ウィルス性・細菌性による胃腸炎が原因の場合があります。
嘔吐と下痢が続きますが、ウィルスを外に出すためのものです。
受診後、吐き気止めの薬を処方されますが、治療は対処療法で自然治癒になります。
脱水症状にならないようにしっかり水分補給しましょう。
髄膜炎・脳炎
風邪やおたふくかぜ、はしか、風疹などの後に、合併症として起きやすい症状です。
頭痛がしますが、『頭が痛い!』と言えないので、機嫌が悪くなり大泣きします。
場合によっては意識障害も起こります。
嘔吐とあわせて、高熱や意識障害、痙攣などを起こした時は、すぐに受診してください!
腸重積
腸の一部が一部もぐりこみ重なってしまう病気です。
発症から、24時間以内であれば、手術の必要が無く完治しますが、放っておくと壊死する事もあります。
機嫌が悪くなり、嘔吐や血便が出た場合は、急いで受診してください。
これ以外にも、赤ちゃんの病気が原因による嘔吐は、たくさんあります。
とにかく、普通と違うなと感じたら、受診するようにしましょう。
何もなかったら、それで安心しますよね。
初めはわからないことばかりですから、遠慮して大事になる前に、出来ることをやりましょう!
嘔吐した時の対処法
風邪やせきなどでも赤ちゃんは嘔吐しますし、泣くと嗚咽(おえつ)と一緒に吐くこともあります。
吐きそうな時は、下を向かせて喉に詰まらないようにします。
やさしく背中をさすってあげてください。
吐いた後は、汚れたものはすべて綺麗にしましょう。
ウィルス性の病気による嘔吐の場合、ママなど周囲に感染する可能性があります。
最後に気をつけていただきたいのが水分補給です。
繰り返し吐いている場合は、脱水症状にならないよう水分補給が必要です。
スプーン1杯程度を、こまめにあげるようにしてください。
編集後記
まず、緊急性があるのかどうかの判断が重要です。
こちらに掲載させていただいた内容は、あくまで目安ですので、心配な場合はとにかく受診するか救急ダイヤルへ相談してみてください。
日頃の赤ちゃんをしっかり観察する事で、何かあった時の変化に気が付きます。
毎日スキンシップを取り、赤ちゃんの様子をしっかり見てあげてくださいね。